火の鳥、久々に。


夏休みに火の鳥をあらためて読みました。

子どもには是非読ませたいです。大人でもまた読んでもらいたい。
スウェーデンの教科書に続き、これは読んでもらいたい。

個人的にヤマト編・鳳凰編・未来編がいい。

ヤマト編・鳳凰編では、生きる、を考えるのに、
未来編では、地球というシステムを知るのに、いい材料だと思う。

鳳凰編でいいなと思った言葉・シーン:

おまえが生んだ仏はおまえだけのものだ
だれにもまねられぬ
だれにもぬすまれぬ

最後に日の出をみて「美しい・・・」と涙するシーン

この日の中でみんな生きておる

情報はいくらでも手に入る分、ますます自身の体験・思いというのを大事にしたいと思う。

未来編から学ぶ地球というシステム:

火の鳥の生き血を飲んで死ぬことができなくなったマサトが孤独の中からいきついたことは、ロボットや合成人間を作りだすのではなく、自身が有機物として地球に還り、生命の進化のもととなること。そして、生命をただ見守る存在として生き続ける。そして、植物が生まれ、ナメクジ文明が生まれ、進歩を重ねていく。ナメクジ社会では異なる性質・思想をもった、北の民族と南の民族が生まれる。北方種が地底の溶岩を地上へ誘い出す方法を見つけ、地球は干上がっていく、ナメクジは水を求めてかけずり回るが、最終的にひからびていく。