スウェーデン方式

以前、藤村靖之さんの話を聞いて面白い人だな〜と思っていたのですが、
辻信一 著『スロー・イズ・ビューティフル』の中に、発明家・藤村さんの話が出てきました。

スウェーデン方式にか未来はない」と聴衆に訴えた
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スウェーデン方式、つまり「いいとわかっていないことはしない」とした。

そうそう、持続可能な原則に基づいて、施策・アクションに落としていく、そのもととなっている考え方。

現代文明、そしてそれを支配する科学・技術・経済とビジネスの各分野に共通して欠如しているものが3つあると藤村は考えている
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1)循環の思想 2)人の痛みがわかる感性 3)人間が完璧でないという認識

の3つが欠如だといっています。1)2)は大切にしていきたいなと思っていましたが、3)についてはあまり気づいていなかったので、ピシッと目を覚まされたと同時にうれしくなった。

著者の辻氏は藤村氏について、「みずみずしい印象を受けた」といっていますが、藤村氏は自分の思いをオープンにされている方です。「大企業で熱工学研究室長として第一線で活躍していたときに2歳の息子がアレルギー喘息にかかったことをきっかけに、アレルギー問題の研究に着手していく中で、今まで全く知らなかったことがわかるようになった。その主な原因は化学物質の氾濫に起因することがわかった、そしてその氾濫を作りだしてきたのは科学であり、自分を含む科学者であった。」

発明起業塾、面白そうです。