ウガンダ滞在 - 「抱っこ。抱っこ。」

2歳児くらいの男の子が、「抱っこ。抱っこ。」と両手を差し出てくっついてくる。
私の手を掴んだら、絶対に自分から離そうとしない。
行こうとすると、悲しそうな表情で、それを止めようと、ぎゅっと足にしがみついてくる。


人肌に飢えている。
必死になって、全身で表していた。





ウガンダの滞在一か月もあっという間に残り数日。
今日はカンパラにあるSANYU BABIES HOMEという孤児院を訪れました。地元のウガンダ人に孤児院を訪ねてみたいという話をしていたところ教えてもらったのがここ。

孤児院の入口/警察署/タクシー/道端/ゴミ捨て場などにおいてきぼりにされた赤ちゃんを0-3歳児までケアしている。現在、0-5ヵ月歳児が13ベッド、1-2歳児が17ベッド、2-3歳児が11ベッドあるけれど、それでも足りないらしく、以前孤児は増えているとのこと。200-300人の孤児がいるウガンダ

4歳になったときに、次の孤児院に行くのではなく、それまでに愛情をもって育ててくれる親が見つかることをスタッフたちは期待している。海外への発信は簡易なWEBだけみたいだけれど、平日にもかかわらずその日は、欧米人が5-6人いた。そのうち話しかけた一人は、「ボランティアをしているんだけど、この子を養子にもらうの」と。



障害のある孤児も2-3人はいた。
一ヶ月間カンパラにいて、足の不自由な人は街でみかけたことがあるけれど、それ以外の障害をもった人はほとんどみたことがない。北欧では、障害をもった人が多いと思ったけれど、それだけ外出・暮らしやすい町なんだと思う。



... もっともっと、ぎゅっと抱きしめてあげればよかった。