美しの和紙 ―天平の昔から未来へ―


五感を刺激するものが、近頃どんどん好きになっていく。

素材の中でも、特に、紙は好き。
手触りがいいし、いろいろなモノに変わりゆく。


六本木、東京・ミッドタウン。
この中のサントリー美術館で開催されていた「美しの和紙」展へ足を運びました。

奈良時代から経巻として使われたり長い歴史を持つ紙。中でも興味深いのは、特に4章「暮らしを彩る和紙の世界」。

●紙の用途いろいろ: 多岐にわたる紙の用途には、やっぱり驚いた。羽織や布団までも紙でしっかり出来ている。楮紙をこんにゃくのりでつないで、反物にして、それに裏地を付けていた。一度、原材料から作ってみたい。

紙の服といえば、以前から、和紙のウェディングドレスが気になっていた。どなたか着る機会があれば、是非見させてほしいです。

●襖: 襖は、昔、ミスプリを何枚も重ねて、その上にきれいな紙を張って出来ていたって知っていましたか?

●「工藝」: 1931年柳宗悦民芸運動の機関紙として発行していた和紙に刷られた手作り雑誌。中をのぞいてみたいな。


プラスチックの代わりに、森から生まれたシンプルな素材をもっともっと使っていきたいと思う。そうそう、この展示会で素敵なのが「和服の方は、300円割引」という仕組み。