アフリカの人から教わったこと

日本で学び、働いているアフリカのとある国の人が、
「現在の日本人をみていると日本の未来が不安である」
と聞いたんだよね、という知人の話から、
今年5月にウガンダ首都カンパラで聞いた印象深い話を思い出しました。
ウガンダの方はこんなことを言っていました。

「こういう話があるんです。

『ある釣り人が、のんびり釣りをしていました。
そこに、国際機関の人が来て、言いました。

国際機関:もっとよい魚の釣り方を教えてあげるよ。
釣り人:それをやってどうなるの?
国際機関:そうすれば、もっと効率よくたくさん魚が獲れます
釣り人:そうすると、どうなるの?
国際機関:もっと収入が増えますよ。
釣り人:そうすると、どうなるの?
国際機関:よりよい道具を購入し、さらに魚をたくさん獲ることができます。
釣り人:そうすると、どうなるの?
国際機関:もっともっと収入が増えます。
釣り人:そうすると、どうなるの?
国際機関:お金がたくさんあれば、もっと良いモノを買って、よりゆとりのあるリラックスした時間を過ごすことができますよ。
釣り人:それなら、いいや。今でも十分リラックスしているよ。』

わたしは、あなたがた先進国の人に同情します。」

この話を聞けたことは、
基本的なこと「自分がどうありたいか」を、
じっくり考えるようになったきっかけの一つだと思う。